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鞄工房山本ランドセルIGTV工場見学 ランドセルの製造から完成まで

鞄工房山本 IGTV 工場見学(1)~ランドセルはこうやってつくる

鞄工房山本IGTV

鞄工房山本ランドセルの製造についてInstagramのIGTVで公開されていましたので視聴しました。興味深い内容が多かったので当サイトでもレポート、感想をお伝えしたいと思います。

 

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鞄工房山本のランドセル(@kabankobo_yamamoto)がシェアした投稿

6年前に奈良工房でランドセルを購入された、中学生に成長したお子さんが挨拶にいらっしゃったそうです。お礼をしっかりいえることと共に成長したランドセル、なによりもの恩返しですね!

ショールーム改築した工房は6年目 カブセ担当 ウエタニさん

工房系の工房は初めてお目にかかりましたが、作業台においても木の自然なぬくもりを感じますね!天井しは照明が比較的狭い間隔で配置されているので、しっかりと光源とれています。素材や部品の検品やしやすい環境だと感じました。スタッフの方々が着ているポロシャツがかっこいいですね!ここがさすが工房系だと、センスを感じました。

こちらで型入れ、パーツに裁断、組み立てという流れで製作されているようです。パッと工房全体を見ると、想像どおりの広さです。ランドセルの製造は人の手で行う流れ作業、一定の距離を保ちながらも、付かず離れずな近さも求められます。

肩ベルトのみ、少し離れた第ニ工房と呼ばれる場所で製作されているようですね!ランドセルの工程では一般的で話でして、各パーツを組み立てる場所は1つに集めています。

型入れ 牛1体の素材から生命の繋がりを知れる

※一部音声が入っていないので、映像から読み取れる内容を書きます
まず天然皮革において、【1番重要で大変】な工程ではないでしょうか?大きな素材を裏返し、焼印など付いていないかを検品。

しかし全体のシルエット、本当に牛を横からみた感じだ~!1枚半等分!!精肉もしかり、リアルに生命の繋がりを感じた瞬間です。2年生の子どもは「かわいそう」という正直なコメント出ましたが、家の中に存在する「牛の革」を探し身の回りの生かされる‘生命’について、興味をもって考えてくれました。この部分に関しては「食用の牛さんの皮を…」とフォローされていて
素材目的の殺生でないことを補足されています。

余談ですが乳牛は食べられないんですね、知らなかった。そしてこの話を4年生にふると感情が成長しており、「大切につかおう!」と、少し前向きな反応がかえってきました。クラリーノからは学べない、貴重な機会にもなりますね!

牛のシルエット、臀部あたりが1番傷に強い‘コードバン’と呼ばれる部分になります。「繊維が細かい」と表現されていますね。型入れするための、カブセの大きさ(型)をあてて見せてくれていますがまっすぐなラインではないので、いかに余すことなく割り振るかに神経をつかいそうです。ランドセル、4つ分ぐらい…かな?

裁断機はスイス製で最新式!?工房で活きるデジタルな匠(CAD-CAM)

裁断マシン、とても大きいです!そして最新機器!!スイス製とのこと。革とスイス、あまりイメージがなかったのですが、モニターに表示されるグラフィックはこれまで他のランドセル工場で見た裁断マシンと比べ、てもわかりやすく感じました。

数年前まで日本で稼働していたのは鞄工房山本のみ、スイス製のマシンの習得に頑張られたことでしょう(ちなみに操作できるかたは工房内に3人とのことです)。

モニター上にデジタルに裁断図が表示されており、裁断が終わった部分が緑色からオレンジ色に変わっています。ランドセルの材料費を抑える1番重要な部分なので、ロスがでないよう、最新の注意が払われます。実際に裁断が終わった手のひらよりやや大きい長方形。内ポケットにあたる部分のようです。

割り、漉き(生地を薄くする)

大きなナイフでスライスしているそうです。厚みは約2割減、ほろほろした素材がしっかり圧縮されると、色味も深く濃く変化しているのがわかります。圧縮されたことにより、繊維がぎゅっと固まる影響からか、硬さも工場!湾曲していたパーツが、一気にまっすぐ伸びました。

動画撮影時のパーツ、どこの部品か見ながら予想していましたがどうやた背カンのはめ込む、背当て丈夫のパーツでした!3つの背カン用の穴は比較的想像しやすいのですが、その両端の2箇所の穴は難しい。どうやら持ち手用の穴らしいです。新機能ですからね、持ち手。今まで存在しなかった部分にあたります。

そして驚いたのが、薄くしたこのパーツの、端をさらに薄くする工程。漉き(すき)です。大マチ、側面が交差する角の厚みを抑えるため、こんなにも神経をつかって重ねていたなんて!!0.0…ミリの世界で行われる美調整。鞄工房山本の美しいシルエットは、このような細かい工夫の賜物なんですね。

ランドセルは本当にパーツが多い。各パーツ、それぞれの世代で管理するのも至難の業です。

ここからの工程は、ランドセルを構成するいくつかの部位に分かれてゆきます。

つづきは以下の記事をご覧ください。

鞄工房山本ランドセルの特徴や人気モデル、ショールーム・展示会、口コミ・評判などは以下の記事を参照ください。

鞄工房山本ランドセルの紹介動画

鞄工房山本については小学生にインタビューしていますので以下の動画もあわせてご覧ください。

鞄工房山本ランドセル
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