2025年ブランド別ランドセル人気ランキング~相場・特徴・カラーを比較

「 ランドセル、どうやって選べばいいの!? 」 そんな声からうまれたサイトです。

はやものでウチの子も来年は小学生、どんなランドセルを買ってあげよう?と、探しはじめたものの、親の時代のくらべ遥かに豊富なランドセルのデザイン。

相場は?人気あるメーカーや色、デザインは?

迷うことばかりです。本サイトでは悩める家庭向けに、現代のランドセル事情について調査し、まとめてみました。

大切な息子さん・娘さんが気に入るランドセルが見つかり、楽しい小学校の思い出を刻めるよう、想いを込めて更新していきます。

2025年ブランド各社の人気ランドセルランキング

知りたい!今のランドセルのいろんなコト。

POINT品質・デザイン・価格…バランス抜群のイチオシブランドは?

ランドセルを手がけるブランドの想いは 「 こどもが背負いやすいこと 」 と同じですが、カタチにする製造法やこだわりポインは千差万別。そこで各ランドセル会社の特徴をわかりやすく簡単にまとめました。
※上から順に、創業年数の古い老舗の会社となります

目で見て理解しやすよう、①品質・性能、②値段、③デザイン、④カラー、⑤素材、⑥アフターサービス等のランドセルを選ぶ視点で分析しました。

  1. 背負いやすさや耐久性についての考え方
  2. 平均額と選べる価格帯の2つの評価
  3. デザインセンスに種類、男女それぞれのレパートリがあるかどうか
  4. いろいろな色を揃えているかどうか
  5. 素材(クラリーノ・牛革・馬革)のバリエーションが豊富かどうか
  6. アフターサービス、購入特典等の内容

本ページでは各ブランドの特徴を比較できるよう、バランス表をメインにまとめています。各会社の詳細説明へ遷移すると、バランス表の評価の詳細やランドセルに関するメリット・デメリットについて説明しています。

各バランス表と直感で理解せず、評価をした基準・理由を読んでいただくことで、理解を深めることができます。また運営者自身、極力最新の情報をより多く入手し、分析することに努めていますが、拾えきれていないケースも考慮し、疑問に思ったことは必ず各ブランドへ問い合わせをして事実確認をして頂くと幸いです。

2025年モデルを検討されている方が参考にしていただける、近年売れた人気ランキングをブランド別に紹介していきます。

今回は人気の5ブランドに厳選して人気となったモデルを紹介します。

フィットちゃんランドセル 【 創業 昭和21年~ 】

フィットちゃんランドセルのポイント

Tips品質・デザイン・価格…バランス抜群のイチオシブランド!

フィットちゃんランドセルの評価

  • 機能性(使用感・耐久性)、デザイン、価格のバランスがパーフェクト!
  • 豊富なデザインでこどもが気に入るデザインが見つかる
  • 安定した実績で安心できるアフターサービス内容

メジャーなブランドですが、創業が昭和21年と歴史ある会社。企画製造は(株)ハシモトで実施しており、販売は(株)ラ・ポンテという名前で展開しています。

人気モデルは以下の通りです。

男の子に人気のモデルTOP3

  • グッドボーイDX 安ピカッタイプ
  • グッドボーイDX 安ピカッ 楽ッションタイプ
  • タフボーイDX 安ピカッ 楽ッションタイプ

女の子に人気のモデルTOP3

  • あい・愛ティアラ 安ピカッタイプ
  • あい・愛ティアラ ジュエリープリンセス 安ピカッタイプ
  • プティガール 安ピカッタイプ

鞄工房山本【 創業 昭和24年~ 】

Tips馬革・牛革と本物志向なら絶対に鞄工房山本!がいい。

鞄工房山本ランドセルの評価

2012年あたりから口コミで人気に火がつき一気に有名になったブランド。創業は昭和24年と伝統ある会社ですが、手づくり品質をまもるため生産数が限られる理由からか生産数は若干少ない傾向。

男の子に人気のモデルTOP3

  • レイブラック(黒×ブルー)
  • アンティークブロンズ・カスタム(紺×ブラウン)
  • レイブラック(黒×ブラック)

女の子に人気のモデルTOP3

  • ラフィーネ(ワイン)
  • ラフィーネ(ローズピンク)
  • アンジェール(ラベンダー)

【天使のはね】セイバン 【 創業 大正8年~ 】

セイバン天使のはねランドセルのポイント

Tips高い品質でパワフルさとラグジュワリーなデザインを表現。

天使のはねランドセルの評価

  • 男の子デザインはパワフル、女の子デザインはラグジュワリーなデザイン得意!
  • トップシェアの伝統は、良質な品質に。
  • 天使のはねで背筋ピーン!人間工学的に考えつくされた背負い心地が◎

ランドセルといって、まず頭に浮かぶブランド、セイバン。長い歴史と印象深いCMで、日本のトップブランドと言えます。創業はなんと大正8年。

男の子に人気のモデルTOP3

  • モデルロイヤル ベーシック(ブラック×マリンブルー)
  • コレクション クラシック(ブラック)※カブセ裏オーダー含む
  • モデルロイヤル・レジオ バロック(ブラック)

女の子に人気のモデルTOP3

  • モデルロイヤル クリスタル(サックス×マカロンピンク)
  • モデルロイヤル クリスタル(パステルパープル×マカロンピンク)
  • モデルロイヤル・レジオ ベーシック(カーマインレッド)

萬勇鞄【 創業 昭和25年~ 】

萬勇鞄ランドセルのポイント

Tipsトレンドを天然皮革でアレンジした、落ち着いたデザインが人気。

萬勇鞄ランドセルの評価

  • 革の風合いを活かし行りのデザインを取り入れる、斬新なデザイン
  • 1つのデザインからコードバン・牛革・クラリーノを選択できるから選びやすい!
  • パールカラーやメタリックなど、クラリーノ素材が他とは違い、特徴的。

昭和25年と、天然皮革ランドセルの製造が得意なブランド。コードバンや牛革はもちろん、工房ではめずらしい人工皮革(クラリーノ)は流行りのパールカラーを採用…▶続きを読む

ララちゃん【 創業 昭和25年~ 】

ララちゃんランドセルのポイント

Tipsららちゃんランドセルはデザインを一新!昔から愛される良質な品質。

ララちゃんランドセルの評価

  • 独自素材で軽量化、歴史感じる確かな品質なのに、リーズナブルで良心的!
  • 限られたラインナップはハイセンス、セミオーダーで個性も発揮できる

親の世代から有名なブランドで、昔から比べると最近の教材サイズに対応し、中に収納できる大きさが大き目に変わってきています。

池田屋ランドセル

男の子に人気のモデルTOP3

  • No.70 クロ×ブルー
  • No.70 クロ×ゴールド
  • No.59 クロ×アースブルー

女の子に人気のモデルTOP3

  • No.56 スウィートチェリー×ピンク
  • No.70 キャメル×ゴールド
  • No.56 ラベンダー×ピンク

ランドセルの予算ってどれくらい?費用相場は?

気になるけど…ママ友との会話で聞きづらい話題NO.1☆

さぁ、ランドセルを探しはじめよう!と、ふと最初に疑問に感じる「 予算 」。祖父母からプレゼントされる贈られるケースのほうが、両親が購入するケースと比べより高額と言われていますが、どのような購入ケースも包括した平均価格はいったいいくらなのでしょうか?ママ友はもちろん、兄弟・親族にも聞きづらい情報です。

Tipsズバリ!ランドセルの平均購入価格は…50,000円台!

この平均価格は、1日2,500人と日本で高いアクセス数を誇るランドセル販売サイトで、20実際に売れたランドセルの価格平均値です。人気高いのランドセルブランド・フィットちゃんの公式サイトでも、以下のようなデータが集計されています。以前は4万円台でしたが昨今の値上げもありつつどんどんランドセル価格が上がってきている影響もあるようです。

上記のとおり、各社の実績データからもランドセルの購入・平均価格約5~6万円は妥当な値段だと分析することができます。

ランドセルの価格を左右する要素は「 素材 」と「 デザイン 」、そして「アフターサービス」の3つです。

  1. ランドセルの素材( 合皮より革素材がより高価 )
  2. デザイン( 今年・新作モデルが定番デザインより高価 )
  3. アフターサービス( 修理時の送料込みなどの違い )

特に注意してほしいのが、「2.」の型落ちモデル。今や一般的な機能といえる「 A4サイズらくらく収納 」 ですが、各ランドセル会社が本格的に対応したのはここ数年の間。多くの在庫抱える販売店では、「 A4サイズ未対応 」の型落ちモデルを、格安で販売しているケースがあります。安い値段に惹かれ購入したものの、まいにちの教材出し入れに子どもが苦労し、結局買い直した…という残念な話も少なくありません。

購入するときの意外な盲点が [ 販売店での購入 ] です。ちかくのお店で、馴染むがあるというメリットから購入を決めたけれど、型落ちモデルだった、ランドセルが故障したとき、直接メーカーに依頼できなかった( 修理窓口は販売店だった )ということがあります。このような販売経路も、ランドセルの価格を左右している1つの要素といえます。

「1.」の素材については親の世代と比べ各段進化しており、「 革は重く手入れが大変 」「 合皮は安っぽく、剥がれやすい 」などの問題もクリア。ランドセルの質感をデザインの1つと捉え、子どもの個性で選択することができます。

「3.」のアフターサービスは丁寧に比較すると、想像以上に各社違いがあることに気がつきます。[ 修理中、代替ランドセル無料で貸出します! ] と、親世代より親切な保証も加わる中、[ 刺繍のほつれは対象外 ] と、現代のランドセルならではの課題が…。アフターサービスを考慮する場合、ランドセル製造に長けた老舗の会社をお勧めします。理由は、しっかりとした保証を約束していることが多いからです。

このように‘ 平均価格・約4~6万円 ’には、最近のランドセルのさまざまな背景がつまってますが1つの指標として頂き、上記の留意ポイント( A4サイズ対応・アフターサービスの範囲 )を確認し、納得できる品質であれば十分だと感じます。

ランドセルの色でいじめなんてなくなったけど…やっぱり気になる・人気色!

POINT男の子・女の子別 人気のあるランドセルの色(カラー)

親の世代を比べ、はるかに増えたランドセルの「 色 」。いったいどんな色のランドセルが売れているかというと…

男の子:黒(ブラック)>光沢あるブラックカラー(メタリックグレー)
女の子:ピンク(赤に近いカラー)>チョコ

こどもが選んだ色、親がアドバイスをし決定した色など背景はさまざまですが、1番多く選ばれている色は意外と親世代から変っていないことがわかります。通学中の小学生のランドセルを見ると( 紺色やピンク色の子もちらりといますが )やっぱり男の子は落ち着いたブラック系だし、女の子はキュートな赤系ですよね!

デザイン・カラーバリエーションが豊富なフィットちゃんランドセルの公式サイトでも、このようなデータが集計されています。

男の子が色を選ぶ基準は「 かっこ良さ 」。そのためランドセルの素材問わず、合皮でも牛革でも‘ 黒(ブラック) ’が断トツの人気NO.1。軽く補足をするとランドセル本体に、本体とは違う色でふちにテーピングした(色を塗った・色糸で刺繍した)コンビカラーが人気。黒×シルバー、黒×青などのコンビ配色に人気が集中しています。

女の子が色を選ぶ基準は「 かわいさ 」。男の子が選ぶ理由と比べ、個人差があるため1番人気はチェリーと赤い暖色系ですが、柔らか~上品と幅のある茶色も同じぐらい選ばれています。数年前から人気が出ている紫は、ブラウンに並ぶ人気。ことしはアクアカラーが復活し、こちらも合わせて選ばれそうです。

人気が急上昇している[ シルバー ]は明度が高い色。光を反射しやすく、車や自転車との接触事故から回避しやすいという安全面から選ばれています。また塗装や加工技術の進化により、日焼けしにくい・色があせにくい・汚れにくいと耐久性が向上しているのも1つの要素です。そして男の子には近未来っぽくスタイリッシュ、女の子にはおしゃれで特別な感じがすると、個性を表現できるカラーとしても喜ばれています。

そしてよく聞かれる「 ランドセルの色で失敗するデメリット 」ですが、以下の話をよく耳にするので紹介します。

製法技術が乏しく、色があせて劣化してしまう(保証対象外で修理できなかった)
低学年のときはかわいく感じた色が、成長するにつれ幼稚なイメージになってしまう(女の子)

ランドセルは6年間、毎日使用する特質から、品質確かなブランドを選ぶことに越したことはありません。「 品質確かって? 」と、こちらも良く質問されますが、ランドセルづくりに昔から精通しており( ランドセルの製造工程を公表しており、使用している素材についてもふれられている )保証内容がしっかりとしている会社さんの場合、「 品質がしっかりしている 」と言えます。

またランドセルの劣化、コーディネートイメージの変化は色だけでなくデザインも影響します。双方を加味し、お子さんの性格( 取り扱いの良し悪し )から妥協点を親子で見つけることが理想ですが、最近ではデコカバーと呼ばれるランドセルに被せるデザイン豊富なアイテムもあります。透明なカバーもありますので、成長する過程で‘着替える’ことも手軽でお勧めです。

お子さんが気にいる色が1番!

好きな色を自由に選ばせ、お子さんの性格(飽きっぽいなど)を考慮し、親はアドバイザーへ。特にお子さんが判断できない難しいチェックポイント(手入れ・イメージの変化・保証内容)は大人が確認し、わかりやすいようお子さんへ説明しましょう。

素材を決めれば選びやすい!ランドセルの素材はどう選ぶ?

POINTランドセルの素材はコードバン・牛革・クラリーノの3つ!

ランドセルを選ぶにあたって、1番最初に直面する課題が使用されている「 素 材 」の知識。ランドセルの平均価格でもふれたように、予算に直結する大きなポイントとなります。また素材によって「 得意なこと・不得意なこと 」があるので、このサイトでは簡単に各素材のメリット・デメリットを表でまとめてみたいと思います。

まずランドセルに使用されている素材を大きくわけると、以下の3つに分類することができます。

  • コードバン( 馬の尻革部分 )
  • 牛革
  • クラリーノ(人工皮革)

ランドセルでは「3.クラリーノ(人工皮革)」が主流で、約7割の小学生が選んでいるといわれています(NTTコムウェアCOMZINE.参照)。クラリーノは1964年に(株)クラレが開発素材で、軽さが選ばれている1番の理由といわれていますが(クラレが毎年実施しているアンケート調査結果)、運営者は軽さが選ばれている絶対的な理由ではないと考えています。

その理由は、クラリーノ製と革皮製の重さのさは年々縮まってきており(200gと本一冊分)、革皮製品の加工技術(軽量化)の向上があまり認知されていないこと、日本で多くでまわるランドセル製品の多くがクラリーノ製という背景があるとみています。
そのためクラリーノ製ランドセルは、価格が手頃。そして加工・製法のしやすさからカラーバリエーションも豊富。消費者の目にとまりやすいのです。

コードバン、牛革、クラリーノの性質を風合い・手入れのしやすさ・重さ・耐水性・耐久性(耐傷性)・値段のカテゴリで評価してみました。

素材の種類 風合い 手入れのしやすさ 重さ 耐水性 耐傷性 値段
コードバン
牛革
クラリーノ

ここで各素材の説明を簡単にしますと、コードバンは馬の尻革部分をつかったおり、風合い(手触りや肌ざわり着心地など、人がものに触れた時に感じる材質感のこと)と傷に強いのが特徴です。1頭からランドセルのかぶせ2枚分しか採取できないことから希少価値が高く、値段も若干高めとなります。

牛革は風合いがコードバンに若干劣るものの耐傷性もクラリーノと比べ高く、ここ数年、シェア率が向上してきているのが特徴です。

クラリーノはコードバン・牛革と比べ風合いは劣りますが、加工のしやすさからカラー・デザインが豊富でデザイン性が高いのが特徴です。

簡単に各素材を表現しますと…

  • コードバン・・・高級感があって丈夫だけど高い
  • 牛革・・・高級感があってほどほど丈夫だが水に弱い
  • クラリーノ・・・手入れが楽で安心だけど傷に弱い

となりますが、これはあくまでも一般論。ランドセルは6年間使用する特殊な‘鞄’ですから、一般的な革製品と比べて加工技術が高いと言われています。

革製品に長けた会社・ブランドではコードバン・牛革の軽量化に成功し、クラリーノと同等の撥水加工を実現しているランドセルもありますし、合皮製品が得意な会社・ブランドでは、耐傷性の高いクラリーノ製ランドセルもあります。艶だし・艶消しなど、加工法で風合いもかわってきます。

また [ コードバン製 ] でもかぶせ(冠)部分だけにコードバンを使用し、本体はクラリーノとランドセルの部位によって素材をつかいわけているランドセルもあります。また食卓に並ぶ‘ 牛肉 ’に霜降り和牛や国外産があるように、各社・ブランドが採用している素材の質もさまざまなのです。

素材の特徴はざっくり覚えておけばOK!

(うちの子、暴れるから傷ができるのが1番気がかり…)など、気になることがあれば、迷わず販売先に聞いてみましょう!!素材に加工法(防水に対する処置)、製造法(雨が入りにくい等)を聞け、納得できれば安心です。
コードバン・牛革製品は素材や製造の工程上、在庫が少ないことが一般的。この2つが気になっている場合は、夏ごろ~早めの予約をすると確実です。

参考:天然素材VSクラリーノの決めかた
上記には正論をまとめたので、こっちは本音ベースで(笑)

素材の種類 デザインの特徴 イメージ 利便性 耐傷性 型崩れ
天然素材 
(コードバン・牛革)
ベーシック
※男女兼用モデルが多い
温かみ、落ち着き、上品、高級感 頑丈な製法 加工によるが
意外と傷つく
からだに馴染みがよい(味が出る)
クラリーノ
(人工皮革) 
装飾・刺繍(女)

メタリック(男)

ラグジュワリー(華やか)、ゴージャス(女)

クール、スタイリッシュ(男)

 

機能的 意外と強い しにくい(水に強い!)

ランドセル選びは素材で大きく違ってくるかと思われますが、デザインやイメージに特徴があるので、デザインで好みを把握しても早いかと思います。

天然皮革のカラーバリエーションも増えているので(メタリックカラーもあるんですよ!)色は選定要素から外して問題ありません。

ちょっと変わってくるのは、利便性に耐傷性、型崩れ。

収納力は2016年モデルで同じぐらいになってきていますが、利便性はクラリーノのほうが機能的。

クラリーノは一般的に工場で生産量が多いので、競合が強い。だから軽いとか、簡単に閉められるとか、取っ手がとれるとか…ブランドによって特色があるわけです(重心がとれて背負いやすいとかはブランドの考え次第なので、素材でわけることは難しいです※手入れのしやすさも同様、要は防水加工を素材にしっかり施しているか否か)。

それでも天然素材が勝っているのは、縫目の強さ。特に負担が大きくかかる大マチの角や肩ベルトは手縫いが多い。ミシンでダダダーッとかけているのと比べ、ほつれにくい縫いかたで強度を高めています(極端に表現すれば、海外産500円のTシャツと国産手製10,000円のステッチの違い)。

といってもモノなので、ほつれるときはほつれます。一般的な使用方法ならどちらも6年、修理なく使用できることが前提。

お子さんの性格が暴れん坊で不安なら、修理のしさすさ(送料無料や代替ランドセルの貸与、無料修理の範囲)で選んだほうが良いかと思います(大きい破損なら天然皮革のほうが高くついちゃう可能性が大きいです!!)。

天然皮革のほうが強い!といわれますが、傷はクラリーノのほうが意外と目立たない。

ユーザー視点では、コードバン>牛革と判定している意見も少なくありません(これもブランドがどんな天然素材をどう加工しているかによるので、簡単に判断できないのですが…※しっかりしているブランドは、素材を目利きするためだけに働くプロフェッショナルな役割も設定していたり!)。

型崩れの観点からいえば、これもぶっちゃけブランド次第。素材にマッチした補強をどんな考えで(圧力に抵抗するのか、圧を吸収・和らげ形状を元に戻すなど)どこに実装しているかで違ってきます。

が、一般的には天然皮革は湿気を吸収しやすく、することでからだに自然に馴染む(コードバンのほうが密度が高く、変形しづらいので強度高といわれている=変形させない補強法)。クラリーノは一般的な鞄でもイメージできるように、撥水加工で見事に水をはじきます。

買ったときの状態をキープし続けるため、綺麗な状態。なので温かみは欠けてしまいます。

壊れたら直してくれるんでしょ?ランドセルのアフターサービスについて

POINT気に入ったデザイン+アフターサービスの確認は必須!

ランドセルを購入するとき以上に、使用中に差を感じるランドセルの保証内容。ひとめぼれしたデザインに敵うものはありませんが、親がしっかりと把握しておきたい内容です。

本ページでは保証期間、修理中のランドセルレンタル、修理に必要な送料、修理内容、事故お見舞い金の5つにおいてまとめました。※故意による破損は全会社、保証対象外で有料対応となるため、比較対象から外しています。

ブランド 保証期間 修理中のランドセルレンタル 修理にかかる送料 修理対象 事故お見舞い金
フィットちゃんランドセル 6年 ○(無料)

※総額10,000円以上の場合

○ 正規WEBショップに限る

※代理店購入は代理店が窓口

×
鞄工房山本 6年 △ 長期場合のみ ○(無料) ×
ララちゃんランドセル 6年 × 2年目以降有料

※特にフッカー破損は随時対応

○(1年間)

上記の表から、なくてもよいアフターサービスと、あるほうが良いアフターサービスがあるということが歴然。特に注意したいのが、修理にかかる送料に関する考え方。

特に活発なお子さんは要注意!ママ友の中では、とてもリーズナブルでお得な買い物をしたと思っていたのに、修理で予想以上にかかってしまった…と話していたのを覚えています。

その子の場合、ランドセルの錠前が開閉しづらくなったのですが、購入店が近くになく見積り段階から送料がかかったのだとか…不具合をそのままの状態にしておくわけにはいかず、当然修理までしたのですが、往復の送料が発生してしまいました。ランドセルを使用しない週末、最速指定したのも送料が高くかかってしまった要因の1つだといえます。

また最近、よく耳にするトラブルは、ランドセルメーカー以外で購入したケースです。このような会社ではデザインの企画部分だけを請け負い、製造が他社へ委託するアウトソーシング体制で販売しています。

企画と製造がわかれていると、当然製品自体の品質にも影響しますが、より問題なのがアフターサービスの内容が薄いということ。最近のランドセルで多く目にする装飾系の部品( ハートやリボンなどの鋲や取っ手 )は保証対象外の扱いとなることが少なくないので、購入前に念入りな確認をお勧めしています。

ランドセル自体に品質が伴い、壊れないことに越したことはありません。ですが、万が一不具合を感じたとき毎日つかうものなので、故障すれば修理へ出すのが必然。故障を未然に防ぐ+起こったときにスムーズに対応してくれる会社さんを選びたいものです。

どこで買う?なにが得?ランドセルの購入特典について

POINT軽視しがちな購入特典、比較すれば差が歴然!?

※最新情報は各ブランドの購入ページでご確認願います!

ランドセルを選んでいるとき、ふと気になるのが購入特典。直営なのか販売店なのか、わたしたち購入者にとってはさほど気にならない話ですが、買ってからお得な価格設定、アフターサービスの差に気がつくことが多い軽視できないポイントと言えます。そこでこのページでは各社の購入特典を調べ、一覧にまとめました。

ブランド 価格 ランドセルカバー 梱包・ラッピング(無料) 文具 その他
フィットちゃんランドセル WEB限定価格
※公式サイトに限る

透け感のある黄色

リボンラッピング、のし対応有

筆箱・クリア連絡袋・クリアファイル(フィットちゃん)
ストラップ(フィットちゃん)
鞄工房山本 直営店特別価格
※公式サイトに限る(詳細はこちら

透け感のない黄色

オリジナル化粧箱

クリアファイル(無地)
しおり(牛革製)
ララちゃんランドセル
リバーシブル(黄色・柄)のランドセルカバー

オリジナル化粧箱
クールヴォイ(背当て用付属のカバー)

上記の表から、なくてもよい特典と、あるほうが良い特典があるということが歴然。特に注意したいのが、ランドセルの購入価格。

特にフィットちゃんランドセルは直営店かつインターネット販売に力をいれている背景から、定価と比べWEB限定価格がとても安くお得。中には2万円以上も安いデザインもあるから、実店舗とじっくり比較することが必要。

ランドセルカバーについては、地域によって市町村から支給されるモデルを義務づけられることも少なく、特典としてはあまり差を感じません(中学年以上の場合、透明のデコレーションカバーも流行っているので特典のカバーを継続して使用するケースは限られます)。

梱包・ラッピングは祖父母が購入するケースでは、フィットちゃんランドセルが便利です。ここもやはり通信販売に力をいれている証でしょうか?

文具においては、こどものセンスで自由に選ぶケースが一般的なので、あれば使う程度。フィットちゃん柄が気にいる子どもも稀なため、評価はあげていません。余談ですがクリアファイルは透明(無地)が、ファイルした内容を把握しやすく、便利です(鞄工房山本の特典です)。

その他の特典も差を感じにくい内容ですが…天然皮革ランドセルを選択するお子さんは、本好きな子が多い!鞄工房山本さんのしおりを特典するセンスに脱帽しました(笑)

購入特典で1つ残念に感じたのが、ララちゃんランドセルのクールヴォイ。フィット感と通気性を向上させる背当ての付属用品ですが、運営者からいえばランドセル本体に実装して欲しい機能。クールヴォイを装着すれば、ランドセル本体に実装されていない持ち手がつかえ、汚れたら取り換えが効くことが強いてあげられるメリットになります。

ランドセルの購入特典で迷うことが少ないと思いますが、購入を決める直前にちょっと迷った…という話をよく耳にしたのでまとめてみました!こうして比較してみると、各社それぞれのブランドの色を感じとることができます(フィットちゃんは確率された感じで、鞄工房山本は実用的な内容から堅実派…など)。

なんで?どうして?ランドセルにおける疑問・質問Q&A

Q:少し前のランドセル、今販売されているランドセルのサイズと比べ、小さかったように感じます。ランドセルのサイズの変化、いつ頃にあったのでしょうか?

A:確かに、一昔前までのランドセルの大きさは、今販売されている標準サイズを比べ、ひとまわり大きくなっています。

ランドセルの大きさに変化があったのは、2010年(平成21年)のモデルからです
(※当該年度に最新モデルに適用したランドセルを購入した場合)。

ランドセル容量の拡大に伴う背景には、国の教育指導でA4サイズの教材の採用が決定したことにあります。そのため、2010年からA4クリアファイルサイズに対応したランドセルが市場で見かけられ、現在ではより大きなサイズ(A4フラットファイル)を収納できるランドセルも販売されています。

また、‘A4サイズ’に関する、大きさの詳細はこちらのページに詳細を紹介していますので合わせてご覧頂くと、一層理解が深まるかと思います。

Q:ランドセルが壊れてしまいました…保証書が見当たりません。修理できますか?

A:購入されたお店に相談頂く流れが、一般的です。

万が一、購入店が現在、存在しない場合はランドセルのブランドメーカーにお問い合わせください(各会社の公式ページで連絡を確認ください)。

また最近のランドセルには、本体に製造型番を付与していることが多く連絡する前にランドセル内部を確認し、控えておくと対応がよりスムーズに行きます。

ランドセルの修理においては、無償保証が一般的ですが破損の箇所、程度によっては有償となることがあるので破損した内容を購入時期と合わせ、整理しておきましょう。

合わせて物流を利用する場合、その送料がどっち持ちか修理中、代替ランドセルの貸与サービスについて確認するとベストです。

ランドセルのアフターサービスについては、こちらのページに詳細を紹介していますので、合わせて確認ください。

編集長・ライター ナル(NARU)

編集長・ライター ナル(NARU)

執筆・監修 ナル(NARU)  2011年からランドセルの記事執筆に従事。 月間15万PVのランドセル総合情報サイトの運営責任者としての実績があり、毎年50ブランド以上のランドセルのラインナップをチェック、表で管理し、分析を行っている。 ランドセルの取材、執筆、相談諸々受付中。 運営会社:株式会社Crepas

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